学術集会(演題募集要項と概要)
第29回肺塞栓症研究会 学術集会
肺塞栓症研究会会員 および 第29回学術集会参加予定の皆さま
以下の通り、第29回学術集会を開催いたしますのでご案内申し上げます。
日 時 |
2022年11月13日(日) |
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場 所 | 国際医療福祉大学 東京赤坂キャンパス |
当番世話人 | 中村 真潮(陽だまりの丘なかむら内科) 山本 剛(日本医科大学付属病院) |
会員外の方でも医療関係者であればご参加いただけます。不明な点は事務局までお問い合わせください。
演題募集要項
募集要旨
- 1)一般演題
肺塞栓症ならびに静脈血栓症に関する基礎的・臨床的研究、症例報告など、幅広い分野からの演題を募集いたします。
- 2)要望演題
※要望演題より「肺塞栓症研究会アワード(優秀演題賞)」を選考いたします。
・要望演題1:血栓溶解療法の現状と課題
肺塞栓症に対する血栓溶解療法の適応は、ショックや低血圧が遷延する血行動態が不安定な症例である。しかし、これを支持する十分なエビデンスはなく、血栓溶解薬の禁忌例も少なくない。DOACの普及に伴い抗凝固療法の標準化が確立しつつある一方、血栓溶解療法は依然として施設毎に方針が異なっている。血栓溶解療法あるいは代替治療の現状、課題を要望演題とする。
・要望演題2:COVID-19関連静脈血栓塞栓症
WHOによる新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック宣言から2年半が経過し、COVID-19関連VTEの疫学、経過、予後等の臨床像が明らかにされつつある。一方で、地域ごとにウイルス変異株や流行状況が異なり、本邦における臨床像や経過を明らかにすることは極めて意義が深い。COVID-19関連VTEを昨年に続き要望演題とする。奮って応募されたい。
・要望演題3:がん関連静脈血栓塞栓症への治療
急がんは静脈血栓塞栓症のリスクの中では特発性を除いて最も高頻度であり、一方、静脈血栓塞栓症はがんの死因の2位を占める。腫瘍循環器学の発展に伴い、がん関連静脈血栓塞栓症はより注目を集めている。がん関連静脈血栓塞栓症に対する抗凝固療法は、海外では低分子量ヘパリンが使用されるが、わが国ではこれまでワルファリンしか使用できなかった。しかし、ワルファリンはがん関連静脈血栓塞栓症で効果が低い場合があり、また化学療法中は投与量の調節は困難になるなど使用し難いことが多い。一方、がん関連静脈血栓塞栓症に対する直接作用型経口抗凝固薬は、海外の臨床試験で低分子量ヘパリンと同等の効果を示しており、その有用性が期待されている。そこで、本セッションでは、「がん関連静脈血栓塞栓症への治療」と題して、がん関連静脈血栓塞栓症に対する治療経験や研究結果を発表いただき、今後のより効果的な治療につなげたい。
・要望演題4:Acute on chronic 肺塞栓症へのアプローチ
肺塞栓症には急性と慢性の他に、慢性肺塞栓症に急性の血栓塞栓が合併したacute on chronicと呼ばれる病態が存在する。Acute on chronic 肺塞栓症は、初期症状が急性肺塞栓症と類似しており鑑別が難しい一方で、治療方法は急性肺塞栓症と異なる部分が多いため、その対応に難渋することが多い。そこで、本セッションでは「Acute on chronic 肺塞栓症へのアプローチ」と題して、acute on chronic 肺塞栓症の経験を応募いただき、その情報を皆様方と共有したい。
※プログラムの都合により一般演題(ポスター発表含む)での発表となることがありますが、ご了承ください。
2. 応募資格
演者あるいは共同演者の中に1名以上の本研究会会員を含む。
3. 演題登録
演題登録フォーム(Word)を利用し、Emailでご応募ください。
応募先:肺塞栓症研究会 事務局宛
jasper@nip-sec.com
4. 口述発表の方法
PCプレゼンテーションに統一いたします。枚数の制限はございませんが、発表時間は制限させていただきます。投影面は1面と致します。
5. 発表記録の作成
ご発表内容は「心臓」に掲載致しますので、ご協力の程宜しくお願い致します。投稿規程は、研究会当日にお渡し致します。
6. 応募期間
2022年7月14日(木)~ 2022年8月8日(月) 8月15日(月) 8月31日(水)
7. 演題受領の確認
ご応募いただいた演題には、電子メールにて演題受領通知を送信いたします。
ご登録後、1週間経過しても受領通知がない場合は、以下研究会事務局までお問合せください。
8. お問合せ
肺塞栓症研究会 事務局
〒103-0023 東京都中央区日本橋本町2-6-13 山三ビル5階
ネクストイノベーションパートナーズ株式会社内
Email:jasper@nip-sec.com